(7)光コンセント 荒川

荒川の堤防を歩いていてみつけた、土手の上にある石のようなものでできた不思議な柱。

巷にあふれる彫刻公害がついに川にまで押し寄せてきたか? いや、芸術作品にしてはあっさりしすぎるスタイルだし・・・。クルマがぶつかって壊された電信柱にしては、てっぺんがスパッっと綺麗に切られてるのでチトおかしい。ならば、日本刀の試し切りの跡? うむ、できるなお主。

よく見ると、柱のテッペンにはナニやら鍵穴かケーブルの端子が差し込めるポートのようなものがついていて、足元には「光コンセント」という文字が刻まれたプレートがついています。

荒川下流では、水門やポンプ場の遠隔操作や、災害時などに備えて、情報伝達のために両岸に延長60キロにわたって光ファイバーが敷設されており、この柱は1キロごとに設けられたアクセスポイントのひとつなのだそうです。川を軸にして、流域の公共施設や企業・家庭などをネットワーク化する構想がすすめられているようです。
で、普段はここからインターネットもできるんかいな?

川にも、高度情報化とハイテクの波が押し寄せる時代です。やはり、川は社会の鏡でありまする。


Memo

・荒川/東京都
・撮影:1999/04
・旧版公開:1999/04/28、改訂版公開:2017/04/09


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