(8)使いまはし 白根川

近頃流行の「リサイクル」とか「地球にやさしい」という言葉がなかった頃から、この国にはモノを大切に使っていくよき伝統がありました。使いふるしたモノを捨ててしまうのではなく、なんとか工夫したり使いまわして、もう一度役立てようとする循環の思想であります。

たとえば、家を建てるときに古い木造家屋の柱や梁を再利用したり、布団の綿を打ち直ししながら使っていく、いずれも、限られた資源を大切に使っていくための古人の知恵です。

川を挟んであぜ道の向こうに農家がありますが、コチラ岸と行き来する橋だって、歩いてちょいと用を足すにはこれで十分。この国の山里を流れる川には、こんな橋や水に強い栗の枕木を再利用した橋なんかもよく見うけられます。

環境ブームとやらで「エコ・ツアー」とか「グリーン・ツーリズム」とかが流行り、ご洋行をなさる方々が増えているそうです。海外の優れた事例を見てくるのも結構ですが、わざわざ高い授業料を払わなくとも、この国の山里には見るべきモノがたくさんあるような気がします。
まぁ、外国に行ったことのない貧乏人のヒガミかもしれませんが・・・・・・


Memo

・白根川/山口県
・撮影:1999/04
・旧版公開:1999/04/28、改訂版公開:2017/04/10


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