(43) かっぱ松サブレー あさ川

松の木に縄でくくられて泣いている河童の子ども。何か悪さをして、とうとう捕まったようです。

イラストの画像は、川と河童が好きだった故石崎正和さんの遺稿集『河童子(かわらし)の伝言』の出版記念会の折、おみやげに頂戴したお菓子のパッケージから拝借したものです。都内に住むご遺族の方が、水戸市にある老舗の菓子屋さんまでわざわざ買い求めに行かれたそうです。中身はすぐに食べてしまいましたが、箱はいまでも大事に保存しています。
パッケージの横には、お菓子の名のもととなったカッパ松の伝承が次のように記されています。

  ぜったい ぜったい 悪さは二度といたしません
いたずらカッパはわんわん泣いて謝りました
ぜったいにしないと言うなら許してやろう
気の優しい若者はカッパを放してあげました
今に伝わる牛久の里のむかしむかしの物語り
カッパ松の由来です。

どことなく河童を彷彿とさせる風貌の石崎さんには、川の見かたや接しかた、川にまつわる歴史や文化など多くのことを教えていただきました。川の文化をテーマとしたこのサイトをつくるきっかけになったのもそのひとつ。夭逝されたのがとても残念です。

なお、あさ川は、川ではなくて銘菓「かっぱ松サブレー」をつくっているお店の名前。水戸市の元石川町にあります。


Memo

・あさ川/茨城県
・旧版公開:2000/04/02、改訂版公開:2017/09/11


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