(55) 翡翠色の流れに 球磨川

最上川や富士川と並んで日本三大急流のひとつに数えられる球磨川。鮎釣りが解禁されると、全国各地から太公望がやってきます。
急流に鍛えられたこの川の鮎は、身が引き締まり、頭の小さな優美な流線形をしています。川底の岩に付く藻が豊富なことから、大物は30センチにも育つそうです。

遠来の太公望には近づくことのできない大きな平瀬の真ん中に川舟を浮かべ、大鮎をねらう地元の川漁師。勝手知ったるポイントのひとつなのでしょう。
翡翠色とでも表現すればよいのか、鮎を育む藻の色が透けて見えるような清流に鮎を追う、球磨川ならではの絵になる風景です。

日本三大急流
一般的には、最上川・富士川・球磨川の3つの川を三大急流と呼ぶことが多いようです。ただし、実際には常願寺川をはじめ、日本三大急流よりもさらに急な勾配をもつ川も数多く存在していますので、この三大急流というのは、ただ単に流れが急というだけではなく、流れも豊かで、古くから筏流しや舟運、漁労などに利用され、人びとに親しまれてきた川とでも解しておくのが適当でしょう。


Memo

・熊本県・球磨川
・撮影:1998/06
・旧版公開:2000/07/18、改訂版公開:2017/08/28


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