(66) 只今 訓練中(その4)流れを知る

 日陰になっている橋の下で少し休憩したのち、さらに第4の階梯にすすみます。
このステップも、まだ岸近くの細流で行いますが、比較的流れが速く、しかも流れに変化がある場所を選んでいます。具体的には、支川の合流点の少し下流や、本流から分かれた細流どうしが合流しているところです。

さて、先程と同じく棒きれを上流に向かって45°の方向へ投げ入れます。ワン公も、棒きれの移動するスピードから流れが速いことがわかるようです。
岸からサブッと勢いよく飛び込み、その推力と体に受ける流れの力を利用してフルパワーで前進します。たぶん頭のなかにベクトルが描かれているのでしょう。犬畜生とはいえたいしたものです。

棒きれをくわえると直ちに反転して岸をめざしますが、うまく流れにのってあっというまに戻ってきます。どうやら一連の動作のコツを掴んだようです。
水中の前足が見えますか? 指を広げたでっかい足です。

最後の難関は、川岸への上陸です。上陸地点の選定を誤ると、なかなか流れからあがれません。
この画像の場所は、水面ぎりぎりの高さにコンクリート製のテラスのような親水施設があり、一見上陸しやすそうな場所です。ところが、側面が垂直でコンクリートの壁となって切り立っているため、うまくあがれず足をバタつかせて思わぬ苦戦を強いられています。
熊次郎の弁によれば、こういった施設をつくるときは、ぜひとも側壁にも気を配り、緩い傾斜にして欲しいとのことです。わん!


Memo

・佐波川/山口県
・撮影:2001/07
・旧版公開:2001/07/11、改訂版公開:2017/10/26


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