Maps 誠照寺御使僧 美濃廻り 巡回経路

このマップは、江戸時代初期から岐阜県の揖斐川上流域、いわゆる奥美濃地域で行なわれてきた民俗行事、「誠照寺御使僧による美濃廻り」の巡回経路を現在の地図上に表示したものです。
地図は別サイトに置いてあるものをインフレームで表示しています。

誠照寺(じょうしょうじ)の御使僧による美濃廻り(美濃廻檀)は、奥美濃地域では「おまわりさん」とも呼ばれる重要な民俗行事です。美濃廻りでは、福井県鯖江市にある誠照寺の御使僧一行が1ヶ月半前後をかけて、越美国境山地を越え揖斐川上流域の村々を巡回し、各地の寺院や道場とよばれる建物で檀家衆を集めて説法を行ないました。

旧徳山村門入の集落と道場(左端の赤い屋根の建物)【1986年撮影】

道路が整備され自動車交通が発達するまでの時代、巡回は徒歩によって行なわれました。越美国境山地を越える峠をはじめ難所となるいくつかの峠道では、御使僧は信徒衆などが担ぐ駕籠にゆられて峠を越えたといわれています。

揖斐川上流の河谷に沿ってたくさんんの集落が分布する奥美濃地域は、古くから文化的にも経済的にも越前(福井県)とのつながりが深い地域です。奥美濃の集落を徒歩で一巡する往時の巡回経路は、道路や自動車交通が発達するまでの時代における奥美濃地域内外の主な交通路や交易路を把握するうえで重要な手がかりとなると思われます。

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