水神さまのいる川辺 筑後川 intro

稲作をはじめ、川と暮らしが密接にかかわってきたわが国では、古くから川や水を司る神々を信仰してきた。なかでも水神や河童は、水禍をもたらす荒神として恐れられただけでなく、川の恵みを司る神、水難除けの守護神としても敬れてきた。

九州一の大河、筑後川の流域には、水神信仰や河童にまつわる伝承がさまざまな形で伝わっている。筑紫平野に位置する福岡県久留米市北野町の高島地区では、堤防の土手に水神祠が祀られ、毎年、水遊びの季節を迎える初夏に「お水神さま」という行事が開催される。
夕方、水神祠に集まった地区の子どもたちは、河原に設けられた土俵で水神さまに河童相撲を奉納する。そのあと真っ暗闇の川面に花束を流して、その年の水難除けを祈念する。

「お水神さま」は、高島地区の人々に受け継がれてきた水神信仰の素朴な行事である。行事には、川のほとりで暮らしをたててきた先人の智恵が込められており、川とのつきあいかたを子どもたちに伝える役割を果たしてきた。

【本文へ】水神さまのいる川辺 筑後川(1)


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