水神さまのいる川辺 筑後川(5)

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■おぼくれませんように!と願う「お花流し」

 夕方から始まったお水神さまは、真っ暗闇になった川辺で、水神祠の前に供えてあった花束を川面に流して、水難除けを祈願する「お花流し」と呼ばれる行事で終わる。

川岸には川魚漁に使われる川舟を上げ降しするために設けられた緩やかなスロープがある。お花流しはそのスロープの水際で行われる。子どもたちは、流れに沿って一列に並び、「おぼくれませんように」(「溺れませんように」の意味)と大きな声で叫びながら、めいめい花束を川面に投げ入れ、川に向かって手を合わせる。

「おぼくれませんように!」

真っ暗な川面を花束が流れていく

地区の世話人のかたに伺った話によると、この「お水神さま」の行事は、少なくとも百数十年以上続いていると伝えられている。お水神さまのおかげで、目の前に筑後川という大きな川があるにもかかわらず、これまで高島の集落からは一人も水難者がでたことがないそうである。

「お花流しを終えて」水神祠の前で

水神祠の前に並んだ大将と力士たち。この写真を撮ったのは1998年のことだから、もう20年ほど前になる。彼らはみんな成長して、礼儀正しい立派な大人になっていることだろう。

【次は】水神さまのいる川辺 筑後川(6)


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