■INDEX【シリーズ№順】
以下は記事のシリーズ№順、公開した日付の古いものから順に配列した目次です。公開した日付の新しいものから配列した目次は、こちらの記事一覧をご覧下さい。
また、各記事でとりあげた地物の所在地については、こちらの MAPS 猪名川のこと(未作成)に位置を示した地図があります。
(02)猪名川と流域の概要 (2)社会環境
(03)猪名川の河川特性
(04)鶯の森水泳場
(05)豆島のできたころ
(06)池田床固
(07)大型空母出現 猪名川第1橋梁
(08)河原のモトクロス
(09)川の利用者は野球好きの健常者だけに非ず
(10)シャボン玉遊び
(12)万葉の和歌に詠まれた猪名川や猪名野
(13)運ぶ力と削る力
(15)猪名川の流れ橋
(16)織姫伝承の地 唐船が淵
(17)
(18)
このカテゴリーについて
このカテゴリーには、猪名川とその支流、ならびに猪名川流域に関するコンテンツを集めています。
本流の流路延長が40㎞あまりの比較的小さな川ですので、「猪名川ってどこの川?」という方もいらっしゃるかもしれません。
猪名川は、大阪府北部と兵庫県や京都府とにまたがる丹波山地に源を発し、大阪と兵庫の府県境付近の里山の山あいを流れたのち、池田で大阪平野に流れ流れ出でています。その後、大阪空港の西側を流れて伊丹市で藻川を分派し、尼崎市で再び藻川と合流したのちに神崎川に注ぎ、大阪湾へと向っています。
神崎川が淀川から分派しているため、猪名川も淀川水系を構成するひとつの支流です。淀川流域では西端部に位置しています。
猪名川とのつきあいは長く、小学校にあがる前に親に連れられて鶯の森にあった水泳場に出かけたのが最初です。小学校の時は、支流の千里川で鮒釣りをしたり2B弾を投げて遊んでいました。低学年の耐寒遠足で上流の能勢の山に「うさぎ狩り」に出かけたこともあります。小学唱歌に歌われているとおり「ふるさとの川」です。
大人になってからは、「ふるさとの川モデル事業」や「多自然型川づくり」など河川整備計画の仕事に従事しました。1990年代には、約10年間、仕事のかたわら猪名川でフィールドワークをしていました。そのころに撮った猪名川の写真が、135-36フィルムのネガとポジをあわせて90本近くあります。30年ほど寝かせて、いつか何らかの形で発表しようと思い、保管箱に入れてずっと放置していました。
先日、ある用件でまちづくり塾を主宰されているK先生に連絡をとったおり、猪名川の下流に「豆島」と呼ばれる小さな島があることを知りました。そのことが契機となって、豆島の写真を撮っていないか確認するために、しまい込んだままだったフィルムを再点検してみました。多少、色あせていますが、フィルムには懐かしい猪名川の景色が写っていました。
写真は、フィルムベースが劣化しない限り残る記録です。人間の記憶が衰えをみせはじめるころ、記録としての写真が熟成して真価を発揮しはじめます。経験的に言えば、それまでには25年から30年前後かかります。
完熟までにはまだ少し足りませんが、記憶が確かなうちに写真を素材にして説明やコメントを加え、猪名川に関する備忘録のようなものを少しずつまとめてみようと思います。
このカテゴリーが猪名川のことを思い出し、猪名川に備わった環境的価値を見直すきっかけになればと思います。
なお、このサイトに掲げた写真資料は、手間と費用を掛けた私の大切な著作物(知的財産)です。転載や複製などの利用をご希望の方は、こちらの著作権のページをご一読のうえ、お問い合わせフォームから事前にご連絡ください。
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