広瀬川といえば、仙台の広瀬川が有名ですが、ここ前橋にも同じ名前の川が市の中心部を貫流しています。その広瀬川のほとりにたたずんで、物思いにふけっておられる着物姿の方は、若き日を釣らんとしている萩原朔太郎。
少し上流には、第四詩集の『純情小曲集』に収録された郷土望景詩篇のひとつ、「廣瀬川」と題された作品の詩碑も建立されています。
廣瀬川
廣瀬川白く流れたり
時さればみな幻想は消えゆかん。
われの生涯(ライフ)を釣らんとして
過去の日川邊に糸をたれしが
ああかの幸福は遠きにすぎさり
ちいさき魚は眼(め)にもとまらず。
萩原朔太郎
さぁて、川とは・・・・・・
Memo
・広瀬川/群馬県
・撮影:1996/09
・旧版公開:1999/04/28、改訂版公開:2017/04/11
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