うだるようにあつ~い日本の夏。暑気払いには、川遊びが一番、ということでちょっと過激な川遊びのシーンをひとつ。
川遊びというと普通の人の感覚では、膝ぐらいの浅瀬で水を掛けあったり、淀みで泳いだりするシーンが思い浮かびます。屋形舟
に揺られながらビールをちょいと一杯という風流な方もいるかもしれません。
ですがそんな軟弱な遊びばかりではありません。流れで体を冷やすだけでは物足りないのか、肝っ玉をも冷やすような川遊びに興じているのは、米軍海兵隊のお兄さん。故郷を離れ、錦川の河口にある岩国基地に駐留しています。
少し心配そうに見守る橋上の友人をも省みず、「ワォ~!」という奇声とともに、十数メートル下の水面めがけてダイビング。
きっと彼は子どものころ「川は危ない!遊んではいけない」とは教わらなかったのでしょうね。
ひょっとして、彼の故郷も吉田川が流れる郡上八幡のようなところかもしれません。
Memo
- 錦川/山口県
- 撮影:1994/07
- 旧版公開:1999/09/09、改訂版公開:2017/05/07
- 橋から水面までの高さは15m以上あるでしょうか。この高さからだと水面に進入するときに大きな衝撃を受けます。海兵隊員は日頃の激しい訓練で体が鍛えられていますから衝撃にも耐えるのでしょう。
- 郡上八幡の子どもたちの場合は、最初は水面近くの岩場など低い場所から飛び込み、段階的な練習と歳を重ねてから高い橋の上から飛び込み遊びが許されるようになります。
- 高い場所からの飛び込み遊びには、水面にぶつかった時の衝撃で脱臼したり、 飛び込んだ場所が深ければ川底近くの低い水温で手足が痙攣したりと、水難事故を招くリスクがあります。
- 飛び込み遊びをしていておぼれてしまい毎年多くの犠牲者がでています。ご注意ください。
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