(45) 白い橋 大田川

鈍色の流れをわたり、谷間にあるイチョウの木に向かって延びる白い橋。雪化粧をまとった冬の流れ橋の風景です。

川向こうにある果樹園や畑、イチョウの木の下にあるお墓や山仕事にいくときなど、現在でも毎日のように使われており、河畔にある小さな集落の人びとによって架けられ、守られてきました。
昔、むらに牛がいた頃には、牛は流れのなかを渡り、牛追いはこの流れ橋を渡って、対岸の牧草地に行き来していたそうです。

そんな流れ橋も、さすがに雪の日は開店休業の状態。渡る人はいないかと、朝から何時間か待っていましたが、時折、舞い降りてくる小雪以外にこの橋を訪れるものはいません。
雲がたれ込めた冬空のもとではよくわかりませんでしたが、薄日がさしたその時、雪に消されかけた小さな足跡を見つけました。この流れ橋は人だけでなく、どうもタヌキなどの向こう岸の住人にも利用されているようです。


Memo

・大田川/山口県
・撮影:2000/01
・旧版公開:2000/04/02、改訂版公開:2017/09/09


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