鴨川で、けったいな犬と遭遇しました。
朝の鴨川では、犬を連れて散歩する人がたくさんいます。なかには引き綱を解いてもらって、本能の赴くままに川のなかを跋渉しているワン公も見うけられます。公共の場であるまちなかの河原で犬を放すことについては、いろいろとご意見もありましょうが、それについては置いといて・・・
四条大橋の少し上流といえば京都のド真ん中ですけど、流れに入って川底をみているのは、ラブラドールのマック君。
最初は、鳥を真似て魚をねらっているのかな?と思いましたが、ちょっと様子が違います。そのうち大きな前足を動かして、川底を掘りはじめました。どうやら川底に埋まっている大きな石が欲しいようです。 まっ正面からだけでなく、石の右側に回り込んで掘ってみたり、右がダメなら今度は左側をと、四囲から攻めています。賢い!
とても頭のヨイ犬のようですが、結局うまくいかないみたいです。とうとう川底の石に向かって吠えはじめました。あんまり激しく吠えるので、水しぶきの反撃をくらったのかしてえづいている顔がご愛嬌もんです。
岸にいるご主人さまが呼んでも一瞥をくれるだけで、なかなか諦めようとはしません。しびれをきらした飼い主が歩きはじめると、置いてけぼりにされるのはイヤなようで、しぶしぶ川からあがってきました。
それにしてもマック君、強靱な体力と忍耐力、それに立派なお尻をお持ちのようで。
Memo
・鴨川/京都府
・撮影:2000/04
・旧版公開:2000/04/15、改訂版公開:2017/09/05
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